アサイー(アサイヤシ)
2024.11.15

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アサイーの効果とは?
アサイーは別名アサイヤシとも呼ばれる、アマゾンに分布しているヤシ科の植物です。
ヤシの木と聞くと、海岸沿いに生える背の高い木、大きくて硬いヤシの実 というイメージが強いのではないでしょうか?
実は同じヤシ科でも、その種類は2,000種以上もあります。
アサイヤシもその1種で、背丈の大きいもので25mほどにまで成長します。
その反面、その実はとても小さく、まるでブルーベリーのような見た目をしている実をつけます。
希少価値の高いスーパーフルーツ
アサイーがスーパーフルーツと言われる理由。それは、その栄養バランスの良さにあります。
- 抗酸化作用をもつエラグ酸やアントシアニンなどのポリフェノール
- チアミン、ビタミンEなどのビタミン類
- 鉄分、リン、カルシウムなどのミネラル
- オレイン酸、α-リノレン酸などの不飽和脂肪酸
- 水溶性・不溶性それぞれの食物繊維
これらの豊富な栄養素をもつアサイーは、日本スーパーフード協会も「プライマリースーパーフード10」として推奨しています。(1)
また、アサイーの実はほとんどが種であるため、可食部位は実の5%ほどしかありません。
さらに、実はとても痛みやすく、日本には冷凍品や乾燥品として輸入されます。
これらの理由から、アサイーは希少価値の高いフルーツでもあります。
強い抗酸化作用
アサイーのもう1つの特徴として、強い抗酸化作用が挙げられます。
抗酸化作用とは、細胞を酸化ストレスによる損傷から守るために働く仕組みのことです。
ヒトが呼吸などによって体内に取り入れた酸素は、紫外線などの様々な刺激を受けて、反応性の高い活性酸素となります。
活性酸素が多くなると酸化ストレスが高まり、細胞を傷害する原因となります。
これを防ぐために、抗酸化作用を高めることが重要なのです。
赤道に近い地域で育つアサイーは、強烈な太陽光から自身を守るために抗酸化作用を多く持っています。
こんな人におすすめ
- 抗酸化作用が豊富な成分を摂り入れたい
- ダイエット時の栄養サポートができる成分を摂り入れたい
注意事項
MRI検査の予定がある方
アサイーを含む製品は、MRI検査に影響を及ぼすことが報告されています。(2)
もし検査することになった場合は、アサイー製品を使っていることを必ず医師へ伝えるようにしましょう。
糖尿病薬を使用している方
アサイーは血糖値を変動させる可能性があります。(3)
糖尿病薬を使用している場合、血糖値のコントロールに影響し低血糖などのリスクもあるため、摂取したい場合は医師に相談してください。
海外でのアサイー摂取
アサイーを摂取する際に必ず覚えておきたいこと。それは、シャーガス病と呼ばれる危険な病気の可能性です。
原産地であるブラジル等の南米では、アメリカトリパノソーマという原虫が原因となるシャーガス病が知られています。
アメリカトリパノソーマは主にサシガメ(カメムシの仲間)の糞尿中に含まれ、サシガメが吸血する際に排泄する糞尿を通じて感染します。
一見アサイーとは関係のなさそうな病気ですが、実はこのサシガメやその糞尿がアサイーについていることがあり、アサイーがアメリカトリパノソーマに汚染されている可能性があります(4)。
収穫後に正しい処理がされていない場合、アサイーを介してアメリカトリパノソーマが感染するリスクがあるのです。
日本で流通しているアサイー製品は、輸入する際に殺菌処理等が行われているため安全性が高いですが、現地で生のアサイーをそのまま食べたり、未処理のまま加工されたものを摂取することは大変危険です。
もし現地でアサイーを見かけても、生の製品は避け、正しい殺菌処理等がされているか確認するようにしましょう。
なお、似た名前としてアフリカトリパノソーマ症がありますが、シャーガス病とは異なる病気であると報告されています。
サプリメント商品選びのポイント
安全な処理がされているか
上記で示した通り、アサイーにはアメリカトリパノソーマという原虫が付着している可能性があります。
国内で流通しているアサイーは殺菌処理等がされていますが、正しい処理がされていることを明らかにしている企業の製品を選びましょう。
味はほとんどしない
ブルーベリーに似ている見た目のアサイーですが、その外見とは裏腹に甘みや酸味がほとんどないという特徴があります。
そのため様々な食品と合わせやすく、有名なのがハワイアンカフェなどで目にするアサイーボウルです。
また、ジュースなどの形でも市販されているため、手軽に試すことができます。
ただし、上でも述べた通り生のジュースは危険なため避けましょう。
まとめ
栄養価が非常に高く、スーパーフルーツとして注目されているアサイー。
普段の生活に取り入れる際は、国内で信頼できる処理が行われた商品を選び、冷凍品や乾燥品を利用すると良いでしょう。
味に癖が少ないため、スムージーやヨーグルトなど、他の食品と組み合わせやすく、自然に食事に組み込むことができます。
アサイーの力を活用し、健康維持のサポートとして日々の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
参考文献
(1)“スーパーフード推奨品目”,一般社団法人日本スーパーフード協会(参照2024-11-15)
(2)“Acai: Usefulness and Safety”, NCCIH(参照2024-11-15)
(3)“Acai”, WebMD(参照2024-11-15)